ココナッツパンチの部屋

短めの格闘トーナメントマンガを掲載していました。そして無事トーナメント完結ッ 第二回トーナメントはまた描きたいのでしばらく私自身が鍛錬します。 今はどうぶつたちの船のお仕事マンガ「じゅうにしっぷ」を掲載中 https://zodi12ship.livedoor.blog/ よかったらご覧ください。

最強の格闘技とはなにか?

エピローグ:最強の格闘技ってなんだろう?

 

 

ひとこと: 

21世紀、現存しているあらゆる武術/格闘技は、表向きには正々堂々としたスポーツマンシップを謳い、プロ選手たちは自分が戦う姿を通して皆に勇気を届けたいと語り、おおよそ全ての武術の指導者たちは相手を敬い自分を律する精神を養うことを目的としていると語ります。

  

しかし、格闘技や武術の技術は、見れば見るほど、それ自体は相手を傷つける事を前提とした体系になっています。

 

これは興味深い矛盾であり、武術/格闘技は対峙する相手を殺傷する性質を持ちながらも、(少なくとも表向きは)それを主目的としていない。

 

そこが格闘技/武術と 暴力の間に引くべき一線なのではないかと思います。

 

つまり格闘技/武術が 相手の殺傷をゴールとしていない以上、果たして最強の格闘技は何か?という事を考える事自体がそもそも無理なんじゃないか?という気がしました。

本当に強い格闘技選手や武術家は、おそらく謙虚です。自分のピークがいつまでも続かない事を痛感しており、体格差やルールを超えて自分が最強と自負できるほど視野は狭くないはず。

 

かくして、最強格闘技とはなにかという問いははぐらかされてしまうのでした。

 

決勝戦 相撲 vs ボクシング(ヘビー級)

勝戦 相撲 vs ボクシング(ヘビー級)

 

ぽちっとひとこと:

ステージ上での真っ向勝負、素手、何でもアリというルールであれば、おそらく勝つのは純粋にデカくて強くて速くてタフな方ではなかろうか。

 

 

 

 

 

決勝戦 前置き 相撲 vs ボクシング(ヘビー級)

相撲 vs ボクシング(ヘビー級) 

 

ぽちっとひとこと:

実際には危なくて絶対にやらないであろう なんでもあり異種格闘技トーナメント。

もし各競技のトップ選手が一同に集って なんでもありルールで争ったら、多分 この二者が勝ち残るんじゃないかなぁ。

どちらも「ルールで縛られていて実戦じゃ弱い」と思われている節があるけれど、逆に言えば「ルールで選手を守らなきゃ危なくて仕方ない」とも言える。

準決勝 第二試合 ボクシング(ヘビー級) vs ガチ武術

ボクシング(ヘビー級) vs ガチ武術

 

ぽちっとひとこと:

片方が寝て、片方が立ったままの状態で戦う「猪木アリ状態」。

この戦法がこの世に知れ渡って 50年近くが経っていますが、立ち技系にとっては未だ有効な打開策が見出されていない、鉄壁の戦法でもあります。

 

準決勝第一試合 相撲 vs バーティット

相撲 vs バーティット

 

ぽちっとひとこと:

仮に相撲がなんでもアリのルールに変わったとしても、ぶちかまし、張り手の応酬、まわしの取り合い、投げ(そしてトドメ?)という流れは変わらないと思います。あの体格では多分 あの戦い方が一番強い。

 

 

三回戦 第四試合 ガチ武術 vs 規格外にデカいやつ

ガチ武術 vs 規格外にデカいやつ

 

ぽちっとひとこと:

※ここでいう「ガチ武術」とは とにかく勝てば良かろうという感じの、なんでもアリでただひたすら意地汚く、そして強い、絶対に習いたくない感じの架空の武術です。

 

三回戦 第三試合 ボクシング vs ムエタイ

ボクシング vs ムエタイ

 

ぽちっとひとこと:

パンチは足で打つ、という概念はボクシングくらいでしか聞かない。

攻防全ての要として足を使い、できるだけ攻撃の隙を小さくしているボクシングは、

見た目に反して実はすごい”防御重視”な格闘技という感じがします。